『いわてのZINE Acil』いわてのジン アシル編集人日記

【心と体、環境の調和】をテーマに、食や農、手仕事、場づくりなどについて取材した雑誌「いわてのZINE Acil」を制作・発行しています。

2017.10.29(日)@秋田県男鹿市【第1回 種子交換会】

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Acil13号の取材でお世話になった
T-farm.の田口さん(秋田県大仙市)、
viento norteの木村さん(同山本郡八峰町)、
昨年秋の「青空商店」にも参加されていた
ファームガーデンたそがれの菊池さん(同潟上市)らが
面白いことを企画されています。

その名も「第1回 種子交換会」。

種苗の交換、採種技術の交換、
菜種油の搾油、ミニマルシェなど…
楽しみながら「種」のつながり考えてみませんか?


(以下 facebookより)facebookのイベントページはこちら

⚫第1回 種子交換会
開催期日:10月29日(日)10:00-15:00
会場:里暮らし体験塾(男鹿市真山 神山神社参道なまはげ館隣)
なまはげの里 秋田県男鹿半島 里暮らし体験塾
参加費:無料
参加者に持参してもらいたいもの:種苗、お昼の一菜
(ごはんとお汁はご用意いたします)

*ミニマルシェにて販売可能なものがある方はご出品ください。
できればご自身で生産されたものが望ましいです。

⚫︎内容
・種苗の交換
・どういう方法で採取し、どのように残すのか(採取技術の交換)
・ズッキーニ・ナスなどの採種実演会
・菜種油の搾油(ひまわり・ごまなどをお持ちの方はご持参ください)
・ミニマルシェ
・種子交換会CSAについて(種まき、畑作り、栽培、採種のサイクルを考えたコミュニティ農園づくり)
・秋田小麦(農薬・化学肥料不使用)の生産体制の構築と販売・加工ネットワークづくりについて

(・ヴァンダナ・シヴァ「いのちの種を抱きしめて」上映)
(・https://www.akikyo.net/

*上記内容すべてをできないかもしれませんが、今後開催の会にて展開していく予定です。


⚫︎コンセプト

2017年4月、種子法(主要農作物種子法)廃止法案が可決、成立し、
2018年4月1日に廃止されることが決まりました。

これまで種子法を根拠として米・麦・大豆などの主要作物についての
育種・原種の生産が行われてきましたが、
この法律の廃止によって民間企業の種子の売り込みの
波にさらされるだろうと懸念されています。

すぐに状況が変わることはないかもしれませんが、
長い目で見るとき、これまで都道府県が蓄積してきた技術や種子が
失われていくことはなんと不利益なことでしょうか。

すでに、世界で売買されている種子のうちのなんと75%が、
5つの多国籍企業に所有されています。

自然からの恵みと長い間、人々の知恵と技術によって継承されてきた「タネ」が、
企業による占有物、特許としてこれに変わろうとしているのです。

秋田には農耕技術の向上をめざして先人たちが築いた
秋田県農業最大のイベント「種苗交換会」があります。
村々の交流の少なかった時代に技術交流や情報交換を目的として
種苗を交換したこの会も、近年は、
大型農機具の展示・販売ショーになってしまった感が否めません。

僕たちは自然の循環である種の「いのち」を次の世代につなぐことを真剣に考え、
本来の意義である優良種子の保存、交換、継承を目的として、
1778年に「種苗交換会」初回に開催された「種子交換会」の名称で
その意義を問い直したいと思います。


⚫︎呼びかけ人からのメッセージ

・種苗交換会はどうしてできたのか?
ただ生き抜くためにっていうのが根本だった時代から、
生産量とか、病気、○○に強いとか、
今は科学の進歩で色々消えていった野菜たちや、新しく生まれた野菜、
作り上げられた野菜があると思います。

種採りもそうですが、まず、安全に上手に野菜、水稲、果樹、
あと、家畜が育てられるようになるための、情報交換の場がつくれたら良い。 

種が無かったら育てられない、育てられないと食べれない、
食べる実が無いと、種も採れないというサイクルが消えている。

そのサイクルをもう一度自分たちに取り戻したい。
この活動を続けられたら、間違いなく伝統野菜になりますし、未来へ繋がると思います。
過去の苦労を感じで、今のありがたみを知れる機会になるのではないかと思います。

田口康平
T-farm.


・これまで買う人、食べる人だった人たちに、
できるだけ多く生産現場に来て、現状を知ってもらい、
在りたい未来を一緒に描き、作っていけるような
集まりになれば良いなと思っています。

種という壮大なテーマなので、とりあえず集まったメンバーで
種採りの知識や技術、保管などの経験を積んでいって、
最終的には、食、教育、文化、アート、環境、広報、などなど
それぞれの分野で、価値観を共有できる活動ができると、
多くの人に想いが届けられそうな気がします。

木村友治
viento norte


・自分だけでは採りきれない「種」を分担して採種・交換したり、
優良な作物を次世代に残すことを
具体的な方法論をもってやっていきたいと思っています。

種という「いのちをつなぐ」という根本的な原理原則が抜けている現代だからこそ、
こうした種採りを再考する方が増えて欲しいし、
家庭菜園やベランダ菜園で栽培した作物でも種の交換できる場になったら良いです。

そして、食べることへの感謝をみなさんの心に取り戻し、
それを喜び合い、支え合える懐かしい未来の農村を目指したいです。

菊地晃生
ファームガーデンたそがれ


⚫︎参考
・米の自給率98%(野菜76%)
・大豆自給率は7%程度、93%が輸入(主要生産国のアメリカの遺伝子組換え率は94%。)
・小麦自給率13%(米国でのGMO生産は未認可)

タネの支配を許してはならない…環境活動家ヴァンダナ・シヴァ氏
タネは誰のもの? 種子の専門家に聞く
種子法の廃止について

*主要農産物種子法は、コメや麦、大豆といった主要作物について、
優良な種子の安定的な生産と普及を”都道府県が果たすべき役割”と定めている法律。

種子の生産自体は、国の定めに基づき指定された生産者が担っているが、
地域に合った良質な種子が農家に行き渡るように、
種子法の下、農業試験場などの原種・原種の生産や管理に
必要な予算の手当などは国と県が責任を持って担ってきた。

(以上)


岩手の食、農、手仕事、場づくりについて取材したZINE・Acilをつくっています



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