『いわてのZINE Acil』いわてのジン アシル編集人日記

【心と体、環境の調和】をテーマに、食や農、手仕事、場づくりなどについて取材した雑誌「いわてのZINE Acil」を制作・発行しています。

ブラジルの移動図書館

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先日、外国の街を紹介する某番組で
ブラジルの移動図書館が紹介されていました。

活動をしているのはブラジル南部出身の初老の男性。
サンパウロを中心に、
三輪自転車の荷台に扉つきの本棚をのせ、
広場や公園を回っているのだそうです。

見たところ、
貸し出しの登録に身分証明書の提出などは必要なく
本を読みたい人であれば子どもでも大人でも
帰る家がない人でもOK。

貸し出し期限についてはどうしているのか
番組では触れられませんでしたが
次に図書館が来た時に読み終わっていれば、という感じでしょうか。


男性がなぜこんなことを始めたかというと
自身も仕事がなく、帰る家がない時期があったから。
図書館で本を借りるには身分証明書や登録が必要なため
借りにくい状況だったのが残念だったとか。
今困っている人に気軽に本と触れ合ってもらい
次に進むヒントをつかんでほしいのだそうです。

今のご自身の生活をどうされているのかは
番組内で触れられませんでしたが
後から検索したところによると、
家や仕事がない人の自立支援をするNGOを
立ち上げ、活動されているようです。
この図書館はその活動のひとつなんですね。
本は寄付されたものがほとんどだそうです。

番組では最後に、もと不良グループの少年が、
三輪自転車を後ろから押し、
移動図書館を手伝っている姿が映されていました。
彼も本に助けられた一人だそうです。


世の中には電子書籍という場所をとらない
便利なものが登場していますが
電子書籍を読むにも端末や通信費などお金が必要になります。

お金を簡単にシェアすることはできませんが
紙の本であれば、生かし方によって
時間差はあれどシェアすることができます。

世の中はIT化が進んでいますが
形のある本ならではのいいところかなと思います。

本を借りにくい、という前に
本を読む余裕がないという方もいるでしょうが
生活必需品の支援とともに
このような次につながる支援も
必要なんだろうなと考えます。


岩手の食、農、手仕事、場づくりについて取材したZINE・Acilをつくっています



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