『いわてのZINE Acil』いわてのジン アシル編集人日記

【心と体、環境の調和】をテーマに、食や農、手仕事、場づくりなどについて取材した雑誌「いわてのZINE Acil」を制作・発行しています。

大川航矢さんと寺田翠さん客演@弘前 アカネバレエ教室発表会【感想】

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こんにちは。

冒頭にお伝えしておきますが
本日の記事はとても長く、苦痛を味わう可能性があります。
また、バレエにまったく興味のない方には
「何が何やら」かもしれませんので、予めご了承下さい。



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本来であれば、私用のためだけに
県外へ行く余裕はないはずの7月に
弘前でバレエの発表会を拝見してきました。


今年6月の「第13回モスクワ国際バレエコンクール」
男性シニア部門デュエット金賞の大川航矢さん
(青森市出身/現在25歳、タタールスタン国立歌劇場バレエ団所属)

大川さんのパートナーで同じく女性シニア部門デュエット銅賞の
寺田翠さん(大阪府豊中市出身/現在24歳、同団所属)

今をときめくお2人が弘前で踊られるということで、つい足を運んでしまいました。


ちなみに、モスクワ国際バレエコンクールはヴァルナ(ブルガリア)、
ジャクソン(アメリカ)と並ぶ
世界三大バレエコンクールの一つで
プロアマ問わずトップレベルのダンサーが出場する大会です。
スポーツで言うとオリンピックのようなものです。

ちなみに、日本人がこのコンクールのシニア部門で金賞を受賞するのは
1993年の岩田守弘さん以来という快挙だそうです。
(ジュニアでは2001年に倉永美沙さん
現在米ボストン・バレエ団プリンシパル=がジュニア部門で金賞受賞)
※プリンシパル…バレエ団内での最高位のダンサー(英語圏)

大川さん・寺田さんは岩田さんが学んだ
モスクワ国立舞踊アカデミー(通称ボリショイ・バレエ学校)に留学。
卒業後はともにウクライナのオデッサ国立歌劇場のバレエ団に入団し
2014年からロシア中部カザニのタタールスタン国立歌劇場バレエで活躍しています。


大川さんは青森市と弘前市に教室をおくアカネバレエ教室(主催:桜庭茜根氏)のご出身ということで、
今回はパートナーの寺田さんを伴って弘前市で開催された発表会へのゲスト出演。
お2人にとっては、東京での公演や取材対応などもあり、ハードな夏だったことでしょう。
バレエ団の公演中はもっとハードなのかな?
何はともあれ、観る側としては東北にいながら貴重な機会に恵まれました。



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お2人が踊った演目は古典の名作「白鳥の湖」第2幕よりと
今回のコンクールでも踊った「ディアナとアクティオン」の
グラン・パ・ド・ドゥ(主役級の男女2人の踊り)。

私なりに拙い感想を書かせて頂くと…
大川さんはアクティオンの男性ヴァリエーション(1人の踊り)
最初の方のジャンプで着地が決まらず?
少しよろめいたりしてしまったのですが
それも小さなミスと思えてしまう抜群の存在感がありました。
うまく言えませんが、人を惹きつけるというか
舞台にいると安心感があるんですよね。
「白鳥~」の王子様もサポート中心でしたが
自然な演技がよかったです。

寺田さんは「白鳥の~」ではしっとりとした白鳥を
「ディアナ~」ではりりしさを感じさせる女神で
異なる面を見せてくれました。
写真や動画で見るより、かなり細いのにもビックリ。

寺田さんのブログを拝見すると「今どきの若者」という感じですが
(年齢を感じさせる文章)
舞台では演目が古典の名作ということもあり
長年受け継がれてきた伝統を感じさせました。

発表会のフィナーレではプログラムになかった
「ドン・キホーテ」の衣装で大川・寺田ペアが登場し
「もしや!?」なんて期待してしまいましたが
少し披露しただけで終了。
はかない夢でしたが、お2人の「ドン・キホーテ」も
素晴らしそうだなと想像してしまいました。


アカネバレエさんでは、舞台上でその年の卒業生を発表されるようで
パンフレットには卒業する生徒さんの思いや先生からのコメントが載っています。
地元の学校からの卒業や、就職などでそれぞれ教室を巣立っていくのだと思いますが
このような機会があると、ご本人も先生も、
支えてきたご家族の方も励みになりますね。
長年お疲れ様でした。

生徒さんの中では、2部で「ジゼル」のヴァリエーションを踊った方と
「パ・ド・シス」でピンクの衣装を着た方が印象に残りました。
「こういう踊りがしたい」という気持ちが伝わってくるところに惹かれます。
素敵な舞台をありがとうございました。


いつの頃からか、「地方から東京へ」よりも
「地方から海外へ」行くダンサーが増えてきた気がします。

職業としてのバレエダンサーということでは
日本で続けることには様々な課題があると思いますが
長くなるので、やめておきます。

「舞台を見る」にはお金も時間もかかるので、
私はいつも、おそるおそる行きますが(笑)
東京での海外バレエ団の公演について、ブログに毎週感想をあげている一般の方もいますから
観劇する場所としては、東京は世界でも有数ということはいえるのでしょう。

バレエ教室の数も驚くほど多いですし。
東京と比べると教室と生徒さんの絶対数が少ない中
世界的に活躍するダンサーを輩出している
東北のポテンシャルって、どこからきているのでしょうか。
誰か、これをテーマに研究してくれないものか。


明日、10月15日(日)は今年12月2日からの改修を控えた岩手県民会館
黒沢智子バレエスタジオ小柳玲子バレエ教室藤原めい子バレエ教室の3団体による
第70回岩手芸術祭 バレエ合同公演【ドン・キホーテ】ダイジェスト版が上演されます。
東京のスターダンサーズ・バレエ団からの客演があり、豪華な舞台となるようです。
私は残念ながら行けませんが、公演の成功をお祈りしております。

そういえば県立図書館が岩手公園内にあった時代
黒沢さんの上演した「ドン・キホーテ」全幕公演の
VHSを借りたことがありました。
主演は、たしか黒沢先生とつながりのある東京の谷桃子バレエ団から
どなたかが客演していたと思うのですが…
思い出せそうで、思い出せない 笑。

2009年も黒沢さんで「ドン・キホーテ」を上演されているのですが
それよりはるかに昔…。
県立図書館ではもう検索結果に出てきません。
手がかりが少なく、周りに分かりそうな方がいない 泣。

誰が主演されていたのかをご存知の方、
実際に舞台を観に行ったという方がもしいたら
教えて頂けると幸いです。

ここまで長文を読んで頂き、ありがとうございます。



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