いわてから持続可能な暮らしを発信・半農半ライター・アシル編集人日記

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きんかもちとかま焼きもち

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訪問ありがとうございます。

先日、一戸町の4号沿いにある「サラダボウルこずや」さんで
「きんかもち」を買いました。

「きんかもち」は遠野の食の匠・菊池イヨ子さんにも教わった
「かま焼きもち」にそっくり。

こちら、「きんかもち」。
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こちらは焼いた「かま焼きもち」(とゆべし)
150517_kamayaki_031mini.jpg
「かま焼きもち」の材料は小麦粉、黒砂糖、くるみ、味噌、塩。

ラベルを見る限り、「きんかもち」の原材料もほぼ一緒です。
170516_kinka_001_mini.jpg

「きんかもちは焼いていない」のが唯一の違いですかね。
ただ、この「きんかもち」をつくった方は焼かないだけかもしれません。


「きんかもち」を食べた感想…
生地が柔らかくて中から餡がとろっと出てきます。
ますます、「かま焼きもち」との違いが分かりません。

「きんかもち」の由来を調べたところ
黒砂糖、くるみなど昔高価だったものが入っているため「金貨」と名付けられた、
また贅を凝らしているので「金華」から、などと諸説ありますが、
はっきりしたことはわかっていないようです。

そして「かま焼きもち」とはほぼ同じもので、地域により
呼び方が違う「こびる」のひとつだということが分かりました。

「イヨ子さんの会」でも「かま焼きもち」を取り上げていますが
店頭で見つけた時には
「きんかもち」≒「かま焼きもち」については
全く思いつきませんでした…(笑)。
お恥ずかしい。


罪滅ぼしに
岩手、青森での「きんかもち」系 ざっくりとしたバリエーション
 
・かますもち(青森県上北地方、岩手県二戸市の周辺、由来:穀物を入れる袋の名称)

・みみっこもち(八戸市周辺、岩手県久慈地方、由来:耳の形に似ている)

・ばほりもち(青森県東部一帯(南部地方)、由来:農作業時にかぶる半月形の編み笠に形が似ている)

・かまやきもち(岩手県遠野市、盛岡市~北上市、由来:草刈り鎌に形が似ている)

・ひゅうず(岩手県沿岸地方、由来:火打ち石に形が似ている)

参考:聞き書 岩手の食事/農山漁村文化協会


これほど広範囲に同じような「こびる」がある理由として
一般的なのが、昭和30年代頃まで
米を育てることが難しかった地域で
小麦やそばを活用していたため、ということが挙げられています。
農具など身近なものから名付けられているのも特徴ですね。


一見似たようなおやつでも、地域や時代によって
細かな違いがあるのだと思いますが
由来やもともとの形、つくり方は変わらないにしても
それが現代でどのように変化していくか…
または「昔の言い伝え」になってしまうのか?

地域の気候や文化と結びついた古くからの「こびる」。
できれば、言い伝えにならないように
していきたいものです。


そして、とってつけたように募集を…。

6月18日(日)に、第5回のイヨ子さん会を開催します。
遠野の食の匠・菊池イヨ子さんから「ごま揚げだんご」「ごま蒸かし」と、あと1品を教わります。
「こびる」づくりに興味がある方はぜひ!

2017.6.18@花巻 5回目の懐かしの味研究所【ごま揚げだんご】【ごま蒸かし】【当日のお楽しみ】
※この会は終了しました。参加頂いた皆さま、ありがとうございました。

岩手の食、農、手仕事、場づくりについて取材したZINE・Acilをつくっています



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