いわてから持続可能な暮らしを発信・半農半ライター・アシル編集人日記

【心と体、環境の調和】をテーマにした「いわてのZINE Acil」を制作・発行しています。記事内の店舗情報等は訪問当時のものです。イベント情報等についても、最新の公式情報のご確認をオススメします。リンク希望の方はコメント欄などでご連絡ください。写真、文章などの無断使用はご遠慮ください。

【本のまち八戸】を掲げる市営書店【八戸ブックセンター】に行ってきました

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こんばんは。

2016年12月にオープンした【八戸ブックセンター】に先日行って参りました。
こちらは、八戸市が【本のまち八戸】構想を掲げ運営する書店です。
本を通した八戸の文化の発展、まちの活性化に
寄与することを目指しているそうです。

「良質だが売れ筋ではない本」を揃え、
もとから年4000万円ほどの赤字も想定したうえでのオープンということで
そんな覚悟で新設する市営書店って?
というところに興味があり、一度は行かなければと思っておりました。


そこで気になる八戸ブックセンターの
・立地は?
・市営書店の本のラインナップはどうなのか?
・書店内に設けた、本読みスペースの居心地は?
・その他独自の試みは?
などを気にしながら、行って参りました。


・立地…中心市街地にあり専用Pはなし
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【八戸ブックセンター】は八戸市の飲食店・飲み屋さんが多く集まるエリアにあります。
立ち寄りやすいのですが専用の駐車場はないので
車は周辺の有料駐車場に停めることになります。
八戸ブックセンターのアクセス


・本のラインナップ…文系中心に専門的過ぎず、くだけ過ぎず
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本のラインナップはマニアック過ぎず、平均的過ぎず。
漫画はなく、雑誌も少なめです。
棚はテーマに合わせてさまざまなサイズ、出版社の本がとなり合っています。

並び方で言うと【ヴィレッジヴァンガード】を少し上品にした雰囲気かな?
購買意欲をそそられるヴィレヴァンの黄色のPOPはありませんが
テーマがシンプルに掲げられているだけでも意外と目移りしてしまいます。

選書はほぼ、ディレクションに関わったブックディレクターの方の提案なのでしょうか?
私としてはもっと地元の書店員さんの見方が知りたかったりします。
しかし、そうすると一般的な書店と違いがなくなる可能性もあり…う~ん難しい。

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【わたしの本棚】と題して
一般の方が自由なテーマで選んだ本も購入できます。
【わたしの本棚】の募集は随時で、次回の入れ替えは平成29年5月下旬~6月上旬頃の予定。
見る側としても、選書する側としても面白そうですね。


・本読みスペース…居心地よいので寝ないように。個人的にはお風呂も欲しい
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本読みスペースはいろいろな席がありました。
店内のカフェでコーヒーを購入して、くつろぎながら読むのもおすすめです。
カフェではお酒の提供もあります。

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こちらは八戸出身の作家・三浦哲郎の文机のレプリカ
壁に向かっているので、背中に他のお客様の視線がつき刺さると思いますが
普通に読書席として使えます。

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読書会ルーム

事前に申込の上、読書会などのイベントに使用することができます。


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にょきっと立っている本の塔

1人分の座席を本棚で囲んだ、クローゼットのようなスペースです。
スタッフの方の手作りかな? と思われる素朴さが漂っていますが
ライトがついた親切設計です。

レジカウンターからも死角なので本を読むというより寝そう…。
ここには「どう生きるか」に関する本が並べられていましたよ。


写真がないのですがハンモックのスペースも良さそうでした。
そばの棚のテーマが「命がおわるとき」のような
物騒なテーマだったのが興味を惹かれました。
日常から少し離れて読書を楽しむことができそうです。

執筆したい人向けのカンヅメブースも2室あります。
机、椅子、Wi-Fi完備。
使用する場合は初めに登録をして
「八戸市民作家カード」をつくります。


・本×ギャラリー×?

これも写真がないのですが入り口入ってすぐの
ギャラリーで展示が行われていました。

八戸ゆかりの彫刻家・美術作家の飯田竜太さんが
自身の読み終わった本や、捨てられる予定だった本を
素材につくりあげた彫刻作品が並んでいました。

新品の本が並ぶブックセンター店内で
情報としての役割を終えたものの
「物」としての本の存在を感じさせる展示が行われる
というのは、なかなか面白いなと思いました。
今後も意欲的な企画を期待したいと思います(えらそうに)。


・今後の展開へ期待を込めて

全体的には専門書とまでいかない一般的な本も並べられており
どちらかというと文系でまとめられていたので
私にとってはとっつきやすく楽しめました。
並び方に特徴があり、一つひとつの本はそれほど
珍しくないといえば、そうなのですが。

あとは今後のラインナップや子ども向けの取り組みをどう動かすか
地域とのつながりが継続的に育まれていくか…。
民業を圧迫してはいけないといっても、あまり赤字では
【本のまち八戸】は実現できないですから
そのあたりの難しさをどう克服していくのか、かな~と思います(えらそうに)。

良質な本→売れるはず
としてしまうと、【八戸ブックセンター】の構想は
初めから出てこないわけで
良質な本って何だろう? と考えさせられます。

価値ある資料の収集と保存という意味では
すでに図書館がありますしね。

ですが【理想vs現実】でいうと、
【八戸ブックセンター】は理想寄りのスタートをきったことに
意味があると思いますので
今後も機会があるごとに足を運んでみたいと思います!
つきなみな長文をお読み頂き、ありがとうございました。


八戸ブックセンター
〒031-0033 青森県八戸市六日町16番地2 Garden Terrace1階
開館時間 11:00~20:00
休館日 毎週火曜(祝日の場合その翌日)、1月1日および12月29日、30日、31日



岩手の食、農、手仕事、場づくりについて取材したZINE・Acilをつくっています



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