いわてから持続可能な暮らしを発信・半農半ライター・アシル編集人日記

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映画の感想【この世界の片隅に】

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いろいろな方から「いい」という評判を聞いていた「この世界の片隅に」を
やっと盛岡中劇さんで観て参りました。

いろいろな方が感想を書いていらっしゃるので
今さら何を…というのもありますが少し印象を書かせて頂きたいと思います。
原作は未読です。
映画【この世界の片隅に】公式サイト



こわかった

何となく「戦時中でも普通に生きていた人々の暮らし」というイメージで油断していました。
劇中はやはり、ほのぼのした部分もあるんですが
それが逆に焼夷弾や爆撃のこわさを強調するというか。
単純にこわかったです!


・故郷への思い

広島に原子爆弾が落ちた時に、主人公のすずさんが住む呉の家の庭に
戸?が飛ばされてきて木にひっかかるのですが
それが何となく、すずさんの実家でよく見た光景、「海苔を天日干しにしている板」にも見えて。
ずすさん自身、旦那さんに「広島に帰る!」と言ったりもするのですが
この頃には見ている私が、すずさんに引きずられてたのかもしれません。


・ラスト近くの2人

私は女性が亡くなって女の子が取り残されるシーン、
亡くなった女性=すずさん
生き残る女の子=晴美さんかと思いました。

戦後の家族の歩みは、死ぬまでの時間に
すずさんが見ている夢なんじゃないかと。

うーん、夢だとしてもつじつまが合わないし
夢にしては長すぎる。

たぶん心に闇を抱えた私の邪推、勘違いですね。
原作を読んで出直します!


(まとめ)
初めは、この映画を何回も見たという人もいるけれど
こわいし、つらいし、信じられないなと思っていたんですが(失礼)
ラスト近くのあたりが少し気になるので、チャンスがあればまた見るかもしれません。

本編が終わり、スタッフロールが流れた後に
スクリーンの右下に手が出てきて、「ばいばい」ってやってくれるのですが
それがすずさんの右手に見えます。
途中邪推していた私ですが、これはほっとします。

女性が当時絵を描くことは、すずさんが憲兵に目をつけられたように
あまり良いことはなかったのかもしれません。

でも、すずさんの絵はいろいろな局面で
すずさん本人や、周りの人の心を温め、
時には「ここではない、今ではないどこか」へ思いを生じさせます。


文化、表現などひとつの言葉でくくろうとすると
とても堅苦しく、陳腐になってしまうのですが
要は生活の中で、人の心にどれだけ何かを感じさせるか、じゃないでしょうか。

とても細かいところまで丁寧につくられている作品なので
見れば見るほど発見がありそうです。


岩手の食、農、手仕事、場づくりについて取材したZINE・Acilをつくっています



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