『いわてのZINE Acil』いわてのジン アシル編集人日記

岩手を中心に食・農・手仕事・場づくりなどについて取材した【いわてのZINE Acil】を発行しています。他においしいもの情報、本や映画の感想など。

オーガニックフェスタinいわて2014【木村秋則さん講演会レポート その2】

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9/14(日)盛岡 曇りときどき晴れ 25度/14度 西の風

こんにちは。


予報は曇りながら、今のところ
気持ちの良い天気の盛岡です。


先日大盛況のうちに終了した「オーガニックフェスタ in いわて 2014」。
(2014年9/6(土)・7(日)、紫波オガールプラザで開催)


7日の木村秋則さん講演会レポートのその2です。
その1はこちら↓
木村秋則さん講演会レポート その1

そのままの内容を、お伝えしますが、
講演内容のすべてをカバーしているわけではありません。
予めご了承ください。m(_ _)m




(以下、講演内容です)


私が自然栽培を広め始めてから約30年になります。
今は個人からNPO、JAの一部などで組織的な取り組みが行われています。

北海道の二木農場ではりんごを栽培していますが、
この地域は無農薬のりんご畑のお蔭で、
一般の農家が被害を受けたと「りんご裁判」が起こされたところです。
ですから余計に、ここで実って欲しかった。
やればできるのです。


また、「NPO法人木村秋則自然栽培に学ぶ会」が国を動かし、
平成26年3月に「ササシグレ」が食味の良さで登録米の認証を受けました。

「ササシグレ」は、もち米と交配していない、
皆さんが良くご存知の「ササニシキ」の親です。

昔のお米について、もう一度考える時が来ているのでは、と思います。


高校でも、部活動で自然栽培に取り組んでいるところがあります。
宮崎の県立高校では、純利益を7千万円あげています。
岩手の高校でも、ぜひ進めていったらどうかと思います。


宮古島ではサトウキビ畑で硝酸態窒素の濃度が濃く、
水が飲めなくなった地域があります。

そこで宮古総合実業高校が立ち上がりました。
担当の先生が途中で左遷になってしまいましたが、
電話で生徒たちを指導して、水のノーベル賞を受賞しました。


障がい者就労支援施設では、自然栽培に取り組み
収益が6倍にアップしたところもあります。
障がい者は肌も弱くて炎症になりやすいんですね。
弱い人の手を引っ張ってあげる社会が早くくればいいなと思います。


全国の耕作放棄地は40万haあり、
地方文化の衰退がすでに起きています。

葦が生えているところに水田を復元したいと頼まれて、
さすがに「これは大変なことを引き受けてしまった」と
思ったことがありました。
しかし、排水を良くして、耕し方を変えて水田に6回しか行かずに、
お米を収穫することができました。

ものを見る着眼点があれば、稲は自然と育つのです。


これは、キュウリのまきひげの写真です。
指にまきひげが巻き付いていますね。
これは小さい子どもがやると、全員に絡まります。
でも、大人がやると絡まない人がいる(笑)。
無念さが残る人が出てくるので、
皆さん、けっして人前ではやらない方がいいですよ(笑)。

3年トライして、やっと絡んでくれたという人は、
嬉しくてキュウリに肥料や農薬を使うのをやめました。
そして後継者について悩んでいたのが、
息子さんが帰ってきて農業をすることになりました。

キュウリのまきひげが絡みつくと良いことがある、
というわけではないですが、作物は本当に不思議です。


石川県羽咋市では、44年ぶりに水田に朱鷺が戻りました。

自然栽培をして3年めの田でした。
見渡す限りの水田だったのですが、朱鷺は何ヶ月もそこにいました。

今はメダカが300円する時代です。
朱鷺に限らず、昔いた自然の生き物が戻ってくるような環境を
整えるのが人間の役目だと思います。


皆さんの中に、オオスズメバチに刺された方はいますか? 

私は昨年、オオスズメバチに頭とぼんのくぼを刺されたのですよ。
オオスズメバチというのはすごいですね、
スズメバチも十分怖いですが、そのスズメバチを食べるのだから。

今、世界中でミツバチがいなくなっているといわれています。

アインシュタインは、ミツバチがいなくなると
地球と人間に大きな変化が起きるといいました。

この環境が置かれている現状を、皆で考えるべきです。

日本は海の幸、山の幸が豊富です。

今まで壊した分を直していくのが役目だと思います。

皆さんには、今日から一歩前に出た行動を、生活をしてほしいと思います。



質疑応答
・オゾンホールと農業の関係について聞きたい

(木村さん)
オゾン層に地球が包まれているおかげで、
有害な紫外線などから我々は守られています。

しかし、ガス化した肥料が亜酸化窒素となり、
オゾン層を破壊してしまうのです。

亜酸化窒素は、歯医者で痛み止めにも使われているものです。

そこでオゾンホールが広がって、さまざまな異常気象につながっているのです。

漁師さんも困っていますね。
普段なら穫れるはずのない魚や、時期はずれのものが穫れるから。

広島や四国に降った集中豪雨も、ほかの場所で起こってもおかしくないんです。

昔あった「あなたは覚せい剤やめますか、それとも人間やめますか?」
ではないですが、「農業で地球を破壊しますか?」と問いかけたいわけです。

少しでもオゾン層を修復した方がいいです。

世界の誰かがやらないといけません。
日本語は51音、アルファベットは26音からなっています。
それだけ日本の人々は多くの言葉を使ってきた。
感受性がきめ細かな日本人ならできるはずです。



・冷たく硬い土を温かく柔らかくする方法は


(木村さん)
冷たくて硬い土は、バクテリアが少ないのです。

雑草は悪者になりがちですが、実は雑草が硬盤層を破壊してくれるのです。
そうして草を生やしていたら、周辺の農家から除草剤をまかれた、
ということが実際にあり、今裁判になっています。
雑草以外では、60cm以上根が深く入る作物を植えるといいです。
麦の仲間など。



・ジャガイモの切り口を上にして植えたらたくさん収穫できた


(木村さん)
皆さん、種イモを半分に切ったら、切り口を下にして植えていませんか? 

そうするとイモは上についてしまい、土寄せなど余計な作業が必要になります。

切り口を上にして植えると、下や横にイモが付いてくれるので、
土寄せの手間もいらずたくさん収穫することができます。

私は、誰もこの件について研究しないのが不思議で(笑)。
簡単ですので皆さんもぜひ、試してみてください。


(以上)



















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2 Comments

アシル編集人 says..."Re: No title"
memeさん、コメントありがとうございます!

私は取材に限らず、心が動いたいろいろなことを残していきたいほうです。

最近、更新が滞ってますが…よかったらまた遊びにきてくださいね。
2014.12.14 18:26 | URL | #- [edit]
meme says..."No title"
記録ってきちんと取っておくべきですね。ありがたかったです。
2014.12.14 08:46 | URL | #- [edit]

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