『いわてのZINE Acil』いわてのジン アシル編集人日記

【心と体、環境の調和】をテーマに、食や農、手仕事、場づくりなどについて取材した雑誌「いわてのZINE Acil」を制作・発行しています。

オーガニックフェスタ in いわて 2014 【木村秋則さん講演会レポート その1】 

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9/11(木) 盛岡 晴れのち曇り 26度/18度 南の風


こんばんは。


先日大盛況のうちに終了した「オーガニックフェスタ in いわて 2014」。
(2014年9/6(土)・7(日)、紫波オガールプラザで開催)


7日の木村秋則さん講演会に行きたかったけど、早々に満席だった…
という方が周りにけっこういるので、わたしがメモした範囲ですが
木村さんがお話されたことの概要をお伝えしたいと思います。

そのままの内容を、お伝えしますが、
あくまでも、私が書き取った内容ですので、予めご了承ください。m(_ _)m



(以下、講演会の内容です)

皆さん、こんにちは。
今年は異常気象といわれ、さまざまな災害が発生していますが、
これから災害はさらに増えるでしょう。
今までのは序の口かもしれません。
「オーガニック」は衣・食・住人をとりまく周辺すべてということで、
私からはここでは農業を中心にお話したいと思います。


TPPもあり、今日本の政府は農産物の輸出に力を入れています。 

ケルンで開催された国際的な食の見本市に日本の関係者とともに参加しましたが、
そういう場で「ふくしま」のことを伏せておこうとする空気があるのは非常に残念ですね。通訳の方も、「ふくしま」については、あまり強く言わないのです。

そのような状況はありましたが、世界の人々に
「この世界からなくなってほしくない国はどこか」とアンケートを取ったところ
「日本」という答が多かったのです。
もっと日本の人々は、自分たちの国に誇りを持つべきではないかなと、私は思うのです。


私がこれまで続けてきた自然栽培では、
「自然の中に答がある」「自然は百科事典」と考えます。


作物が育つためには、太陽・水・内の力が必要です。

肥料・農薬を使わない自然栽培では、はじめ作物がひょろひょろと弱く、
小さいように感じるかもしれませんが、すぐ追いつくのです。
肥料は10~15%が作物、10~15%が草、10~15%が土、
40~50%が地下へ浸透&大気中でガス化、という配分で使われます。


野菜に含まれる硝酸態窒素が原因で、
50年くらい前に欧米で有機野菜を元にした離乳食で大勢の赤ちゃんが死亡する、という事態になりました。

今日ここにも、有機農家の方がいらっしゃるでしょう。
私は有機栽培を否定しているのではありません。

ただ、使う堆肥は未分化ではなく、完熟堆肥をおすすめしたいのです。
硝酸態窒素のEUでの基準は、3,000ppmです。これ以上は出荷できません。
しかし、東京のほうれん草からは16,000ppmが出たことがありました。


肥料・農薬を使う栽培法は、世界の食料供給に大きく貢献してきました。
ですから悪者ではありません。
しかし、長期間の使用で農地、河川の汚染が進行してしまい、
地下水の汚染や、地球温暖化の促進にも影響を与えています。


私は自然栽培でりんごを育てようとしていた時、
「何で実らないのか?」と毎日悩んでいました。
そしてたどりついた解決策は「今やっていることを馬鹿になって頑張れ」。
常識にとらわれず、挑戦することが大切です。


私は「自分の目で、土の中を知ること」が大切と、
土の中の温度を測って土の状態を見てみました。
土の中を測ると、温度が低く硬い層がありました。

そこを作物の根が越すことができないため、作物の生育がよくないのです。
逆に、土が温かいところに植えると生育が良いのです。
自然はとてもうまくできています。
葉が病気の被害がある部分を枯らして落とすのは、作物が自分で治療をしているのです。葉の表面にいる菌が、悪くなった部分を食べているのです。


また、虫ではアブがアブラムシを食べてくれます。
アブがきたら皆さん、刺されると嫌だといってこうするでしょう(振り払う動作)。でも、実はてんとう虫よりもアブの方が、アブラムシを食べるのです。
てんとう虫は、背中をアブラムシに歩かれていましたが(会場から笑い)、
アブがいるとアブラムシは寄ってこないのです。

人間は、作物が実りやすいようにお手伝いする役目です。

(以上)

※まだありますが長いため「その2」に分割します。
よろしくお願いします。













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